タコカバウータン

えらそうなことを言っていても気が小さいです。褒められて伸びるタイプです。

わたしの「女工哀史」

『女工哀史』の装丁、カッコいい! もちろん塾の課題です。 あらくれ☆ビフォー・アンド・アフター 私は小学2年から6年まで延々と、通知表に〝自我が強い〟と書かれ続けた。「悪いことじゃありませんよ」と親に言った担任もいたけれど、自己主張の強いイヤ…

芽むしり仔撃ち

塾の課題です。 意外とおもしろかったぁ。 セクスの人工世界 <夜更けに仲間の少年二人が脱走したので、夜明けになっても僕らは出発しなかった。>大江健三郎『芽むしり仔撃ち』は曖昧に始まる。そこへ〝セクス〟だ。ほどなく彼らは田舎へ疎開させられる感化院…

影裏

塾の課題です。好き嫌いで言ったらはっきり嫌いです。 ふりかけ? <次の人とのつき合い方にはちょっとした配慮が必要だった> 唐突にこんな文章が出てくる『影裏』(沼田真佑「文藝春秋 2017.9」)とのつき合い方にも、ちょっとした配慮、いや忍耐が必要だ。…

ハイジ

もちろん塾の課題です。 〝多様な読みができる作品〟と言われてもなあ……だったのですけれども 世界を動かなくするために 『アルプスの少女ハイジ』と言えば、干し草のベッドに丸窓から見える星、ヤギのミルク! 今回『ハイジ』(1.2. 偕成社文庫 ヨハンナ・…

アイヌと縄文

塾の課題です。 これはもう先生に激叱られるかも〜とビビって提出しました。 猛烈に、残らない 近年稀に見る苦悶読書。瀬川拓郎『アイヌと縄文』は、なんつーかー、列挙される事実が右から左へ抜けていく〜引っかかりません、するする。なので、知識もあまり…

からゆきさん

塾の課題です。 そのことばにさわっていたい 15年ほど前、ボルネオをひとり旅した。オランウータンの保護施設を見学するため訪れたサンダカンで日本人女性と中国系マレーシア人A君のカップルと知り合い、A君にはディープなチャイニーズマーケットで毎朝朝ご…

苦海浄土

塾の課題なんですけど、一生に何冊も出会えないレベルの本で けれども締め切りっちゅうもんもあって、あたふたと書いてしまいました。 ま、素直な感想ってことで。 パラダイス・ロスト 石牟礼道子『苦海浄土』(藤原書店 2016)を読み始めてほどなく、心にゆ…

大人の遠足 大興奮活版印刷体験!

先週の日曜日は塾のスピンオフ企画で大人の遠足 ♪ 江戸川橋駅集合。神田上水の水路跡を辿って凸版印刷の印刷博物館へ。 何気ない町並みに、実は名所旧跡多発。案内役の方にポイント、ポイントを解説してもらうと、まるで違って見えてきます。 そして印刷博物…

2016年 映画ベスト10

なにを今頃〜もう3月ですけど〜。 しかも振り返れば毎年、1位から発表している……普通、10位からだよな〜。 でもまあ2016年、ほぼ、順不同なのだけれども…… あ、そか、1位の写真がブログのページの表紙になるように、なのか……、ま、いっか…… あと、あくまで…

OUTSIDER IN THE WHITE HOUSE  バーニー・サンダース自伝

塾の課題です。英語で読んだら提出ビリになってしまいました ( ̄ー ̄; バーニーに会いたい! やあ、素直な感動に包まれる読書でした。ごっつあんです。バーニーが好きだぁぁぁぁぁぁぁあ♡ 昨年来、基本英語の本は英語で読もう(ハハハ、時間かかる)方針を…

インタビュー 社会とは何か

インタビュー講座の課題です。 社会とは何か 半分の性 H・Kさん プロフィール 一九四九年生まれ。山梨県甲府市出身。現在も甲府市在住。父の代からの家業である会社に勤めている。今年六月甲府市で『わたしの自由について〜SEALs2015〜』の上映会…

世界の果てのこどもたち

先月の塾の課題です。 言葉と戦争 たとえば登場人物のしぐさひとつで、すっとキャラクターが立ち上がるような、そんな小説があるけれど、中脇初枝『世界の果てのこどもたち』(2015年 講談社)は違う。なんというかもっと、よく言えば親切、悪く言えば説明的…

トルーマン・カポーティ年

写真探してて見っけ。この本も読みたいなあ。 去年の12月の塾の課題です。お題は「今年の1冊」 ひょんなことから人生でいちばん忙しい年末年始を送ることになり ブログもなかなか追っつかないのでありました。 トルーマン・カポーティ年 去年の秋に天涯孤独…

料理の旅人の旅人 第1回 コート・ドール あとはほうじ茶でも飲んでいればいい

絶品鴨 『料理の旅人』に登場する料理店を巡ろうと、料理の旅人の旅人、ユニット humu を結成しました。humuの活動は〝食べに行く〟です。 しかし、第1回は『料理の旅人』に登場するお店ではありません。 旅の出発は『料理の旅人』の原点とも言うべき『調理…

朝鮮と日本に生きる

塾の課題でござる。 おお、金時鐘、来た〜、だったのだけれど……。 以下 ↓ 提出したものです。 油膜 大学時代に朝日選書の鼎談本『差別 その根源を問う』(上・下)を読んで(今も絶対にうちのどこかにあるはずなのに発見できず)、安岡章太郎の飄々としたホ…

トーマス・ルフ展

巨大ポートレート・シリーズではやはりポスター等々になっている作品がいちばん強いと思うのだけれど、せっかく展覧会へ行ったのだし、しかも太っ腹の写真OKなので、ここは敢えて違う作品で。 友人絶賛のトーマス・ルフ展。まったく知らない人だけど、行きた…

ジニのパズル

塾の課題です。 提出したものは ↓ 単一民族国家 私が大阪市立すみれ小学校4年生のときだったと思う。昼休みに教室の先生の机の上に〝外国人〟と書いた紙が置いてあるのが目にとまった。外国人? そこにはクラスメート数人の名前と、それぞれの〝本名〟が書…

鰻屋さん

大好きな鰻屋さんの鰻重 阿佐ヶ谷で映画を観た帰り、思い切って以前から気になっていた鰻屋さんに入ってみた。 一階のカウンター席に通される。ひとりには気楽でいい。メニューを見る。白焼きがない! 鰻屋で白焼きないって、それはもうダメだよ。どうせひと…

コンビニ 人間

今回の塾の課題は芥川賞取りたてほやほやの『コンビニ人間』 提出したものは↓ 鼓膜人間 古倉恵子36歳独身コンビニアルバイト歴18年。村田沙耶香『コンビニ人間』の主人公にとっては、毎日がサバイバルだ。彼女は地球に落ちてきた異星人さながら、常に〝正常…

インタビュー 30歳の肖像

インタビュー講座の課題です。 オリジナルは本文16文字×50行の縦書き。一度完成したと思った原稿から最低5回は書き直す(推敲ではなく書き直しです)という指令が下ったのでありました。 ↓は書き直し後のものです。 福田昌湜さん 1949年生。 現在は東京と山…

ハリウッドで初めてゲイであることを隠さなかったスター

日本ではあまり読んだ人がいないかなと思うのでご紹介します。 サイレント時代からトーキー初期のスター、ウィリアム・ヘインズの伝記です。 タイトルの wisecracker はなんだろな、ぴしゃりとうまいこという人って感じでしょうか。公私ともにウィットに富ん…

夏の花 原民喜

塾の課題です。 ちょうど8月15日近辺に読んでいて、民喜が民忌、な心持ちでした。 提出したものは↓ 羊羹をおくれ <私は自分が全裸体でいることを気付いた> 原爆文学の嚆矢とされる原民喜「夏の花」。パンツ一つで厠にいた語り手は、おそらく脱糞中だ。〝災…

ひとりぼっちセット

日曜日、人生の丘 ? くらいなことがあって、超えられたのかどうかわからないのだけど、おわたおわた、の場所が千鳥さんのそば。 新道工房作品展へ行ってしまいました。 千鳥という器屋さんは、入ってきたお客さんの97%が何か買っていきます。(ヒロキざっく…

憲法本

もちもち塾の課題です。 日本国憲法を一度読んでみるのはオススメです。 わたしゃ読んでるんだぜ、って気分になれます。 当たり前だけど。 提出したものは↓ 理想ですけど、なにか? 今回課題の憲法本、原則1冊を選んでということでしたが、1冊じゃ誰かさんの…

二十四の瞳

もちろん塾の課題です。 壺井栄を舐めてはイカンです。 提出したものは↓ 24eyes 小さな村の小学生は、五年生になると片道五キロの本村の小学校へ通う。< てづくりのわらぞうりは一日できれた。それがみんなはじまんであった。まい朝、あたらしいぞうりをおろ…

断片的なものの社会学

インタビュー入門講座の課題が今回は書評でした。テーマは「声を聞くこと」。 提出したものは↓ 無意味と物語と暴力 < お父さん、犬が死んでるよ。> という声から、岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社)は始まる。聞き取り調査の途中で、この声はぽ…

これからのマルクス経済学入門

もち塾の課題です。 提出したものは ↓ マルクス経済学はつらいよ 苦悶読書。松尾匡・橋本貴彦著『これからのマルクス経済学』。それでもなんとか読み終えて、いかんこれではマルクス嫌いになっちゃう、とうちにあった内田樹・石川康宏著『若者よ、マルクスを…

A Beautiful Child

きのうの深夜3時頃、ついに “Capote” を読み終わった。 すぐには眠れない。つい今しがたカポーティを亡くしたような気分。 晩年はすさまじかったし、いちばん近しい人を喪って1年もたたない私には いろんなフラッシュバックもあった。 何か読まないと眠れ…

鉛筆ブームきたる ?

最近ずっと “Capote” を読んでいる。 K先生の講座が次回はカポーティまわり、ということなので、読み終えたい。 けど、Kindle なのでボリューム感がわからないけど、すんごい分厚い本なので まだ70%だよ〜。密林市場で絶版の翻訳本を買った友だちによると、…

忘れられた日本人

塾の課題で初めて宮本常一を読みましたとさ。 歌とエロ 編集者向けの「使ってはいけない用語集」、〝百姓〟の次が〝水呑百姓〟で、普通気づくわと笑ってしまったことがある。今やほぼ差別用語&死語と化した〝百姓〟を愛情と敬意を持って連発するのが、宮本常…