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タコカバウータン

えらそうなことを言っていても気が小さいです。褒められて伸びるタイプです。

OUTSIDER IN THE WHITE HOUSE  バーニー・サンダース自伝

塾の課題です。英語で読んだら提出ビリになってしまいました ( ̄ー ̄; バーニーに会いたい! やあ、素直な感動に包まれる読書でした。ごっつあんです。バーニーが好きだぁぁぁぁぁぁぁあ♡ 昨年来、基本英語の本は英語で読もう(ハハハ、時間かかる)方針を…

世界の果てのこどもたち

先月の塾の課題です。 言葉と戦争 たとえば登場人物のしぐさひとつで、すっとキャラクターが立ち上がるような、そんな小説があるけれど、中脇初枝『世界の果てのこどもたち』(2015年 講談社)は違う。なんというかもっと、よく言えば親切、悪く言えば説明的…

トルーマン・カポーティ年

写真探してて見っけ。この本も読みたいなあ。 去年の12月の塾の課題です。お題は「今年の1冊」 ひょんなことから人生でいちばん忙しい年末年始を送ることになり ブログもなかなか追っつかないのでありました。 トルーマン・カポーティ年 去年の秋に天涯孤独…

朝鮮と日本に生きる

塾の課題でござる。 おお、金時鐘、来た〜、だったのだけれど……。 以下 ↓ 提出したものです。 油膜 大学時代に朝日選書の鼎談本『差別 その根源を問う』(上・下)を読んで(今も絶対にうちのどこかにあるはずなのに発見できず)、安岡章太郎の飄々としたホ…

ジニのパズル

塾の課題です。 提出したものは ↓ 単一民族国家 私が大阪市立すみれ小学校4年生のときだったと思う。昼休みに教室の先生の机の上に〝外国人〟と書いた紙が置いてあるのが目にとまった。外国人? そこにはクラスメート数人の名前と、それぞれの〝本名〟が書…

コンビニ 人間

今回の塾の課題は芥川賞取りたてほやほやの『コンビニ人間』 提出したものは↓ 鼓膜人間 古倉恵子36歳独身コンビニアルバイト歴18年。村田沙耶香『コンビニ人間』の主人公にとっては、毎日がサバイバルだ。彼女は地球に落ちてきた異星人さながら、常に〝正常…

ハリウッドで初めてゲイであることを隠さなかったスター

日本ではあまり読んだ人がいないかなと思うのでご紹介します。 サイレント時代からトーキー初期のスター、ウィリアム・ヘインズの伝記です。 タイトルの wisecracker はなんだろな、ぴしゃりとうまいこという人って感じでしょうか。公私ともにウィットに富ん…

夏の花 原民喜

塾の課題です。 ちょうど8月15日近辺に読んでいて、民喜が民忌、な心持ちでした。 提出したものは↓ 羊羹をおくれ <私は自分が全裸体でいることを気付いた> 原爆文学の嚆矢とされる原民喜「夏の花」。パンツ一つで厠にいた語り手は、おそらく脱糞中だ。〝災…

憲法本

もちもち塾の課題です。 日本国憲法を一度読んでみるのはオススメです。 わたしゃ読んでるんだぜ、って気分になれます。 当たり前だけど。 提出したものは↓ 理想ですけど、なにか? 今回課題の憲法本、原則1冊を選んでということでしたが、1冊じゃ誰かさんの…

二十四の瞳

もちろん塾の課題です。 壺井栄を舐めてはイカンです。 提出したものは↓ 24eyes 小さな村の小学生は、五年生になると片道五キロの本村の小学校へ通う。< てづくりのわらぞうりは一日できれた。それがみんなはじまんであった。まい朝、あたらしいぞうりをおろ…

断片的なものの社会学

インタビュー入門講座の課題が今回は書評でした。テーマは「声を聞くこと」。 提出したものは↓ 無意味と物語と暴力 < お父さん、犬が死んでるよ。> という声から、岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社)は始まる。聞き取り調査の途中で、この声はぽ…

これからのマルクス経済学入門

もち塾の課題です。 提出したものは ↓ マルクス経済学はつらいよ 苦悶読書。松尾匡・橋本貴彦著『これからのマルクス経済学』。それでもなんとか読み終えて、いかんこれではマルクス嫌いになっちゃう、とうちにあった内田樹・石川康宏著『若者よ、マルクスを…

A Beautiful Child

きのうの深夜3時頃、ついに “Capote” を読み終わった。 すぐには眠れない。つい今しがたカポーティを亡くしたような気分。 晩年はすさまじかったし、いちばん近しい人を喪って1年もたたない私には いろんなフラッシュバックもあった。 何か読まないと眠れ…

忘れられた日本人

塾の課題で初めて宮本常一を読みましたとさ。 歌とエロ 編集者向けの「使ってはいけない用語集」、〝百姓〟の次が〝水呑百姓〟で、普通気づくわと笑ってしまったことがある。今やほぼ差別用語&死語と化した〝百姓〟を愛情と敬意を持って連発するのが、宮本常…

馬たちよ、それでも光は無垢で

塾の課題です。お題は 3.11 本。バタバタのうちに時間がなくなり、近所の古本屋めぐりでなんか見つかるべーと思ったら、簡単に見つかったけど、えれー目に遭いました。 提出したものは↓ 小説の必然、必然の小説 古川日出男『馬たちよ、それでも光は無垢で』…

『極北のナヌーク』+角幡唯介トーク

狩をするナヌークさん。普段はニコニコ、気のいい感じの方です。 昨日に引き続き、本日も「[座・高円寺]ドキュメンタリー フェスティバル」です。 開場前、すぐそばでジャン・ユンカーマン監督が主催者の方と話してらっしゃいました。流暢な日本語で、めちゃ…

完璧なる読中リスト

とってもナイスなアイデアを思いついた! と興奮しているのですが、 世間のみなさんからはアホかいなと思われるかもしれない恐ろしさも…… 先日お友だちとのやり取りの中で、私には読みかけの本が21冊あることが判明。 そんなだらしなくあちゃこちゃ嚙りかけ…

2015年 本のベストテン

番外のアンドレ・ケルテスの写真集 さまざまな読書する人の姿が収められています。 人生最悪の1年は、読んだ本の数も当然例年より少ないのですけれども 1.『ゆかいな仏教』橋爪大三郎 大澤真幸 ええっー、仏教ってそういうもんなんですかー、と目から鱗がボ…

虚人の星

塾の課題で、初めて島田雅彦の小説を読了。 以下が提出したものです。↓ プロパガンダ小説の殺伐世界 島田雅彦『虚人の星』は、スパイへと育て上げられていく多重人格少年の物語と誰かさんを思わせる世襲ボンクラ首相の物語が交互に展開し、ついには交錯して…

『野火』だぶる

映画の『野火』を観なくっちゃとツイッターでつぶやいたら 塚本晋也監督ご本人から「ぜひ!」という返信が来て 舞い上がる私。これは行かねば。 12月1日1,000円で観られる映画の日に、下高井戸シネマへ出かけました。 (今思うに、監督から返信もらってうれ…

SAVE THE CAT の逆襲

翻訳した本が出ましたー。 いつもながら、大きい本屋さんにしかないと思いますが、出会ったら、パラパラ眺めて「おお、これはおもしろい」とか一発、周囲に向けてつぶやいていただけるとありがたいです。 訳者あとがき転載。たぶん叱られない。おらが書いた…

魔王

塾の課題で、人生初伊坂幸太郎。 消灯ですよ、と彼女は言った 伊坂幸太郎の「魔王」、「呼吸」の連作(『魔王』講談社文庫)がまず読者を引きつけるのは、10年前に発表されたとは思えないほど今の日本の状況と重なる、社会の不穏な空気だろう。そんななかで…

円卓

塾の課題です。 今回のお題は「戦後70年に読みたい本」 まったく別の本を考えていたのですが読む時間がなくなり 最近読んでおもしろかった本書に。 何を読んでもまあ「戦後70年」にはなんとなくつなげられるだろうとたかをくくっていたら、そう甘くはなかっ…

火曜日、西荻の古本屋は軒並みお休みだけれど……

銀行口座を作ろうと家を出た。ハンコを忘れて愉快なヒロキさん ♪ 愉快ちゃうわ。夕餉の買い物もたいしてない 。 悔しいのでまずは颯爽堂で AERAの 伊藤 計劃の記事を立ち読み。故ビィ君が愛読していたのでうちに何冊かあるけれど、私はそんなに読みたい〜と…

大冒険ひとり千鳥

西荻に千鳥というシブい縄暖簾の飲み屋がある。 夕方5時くらいにあいて、10時くらいには閉まる。 コの字型の大きなカウンターと小上がりが3席ほど。 店は明るく清潔で、数人の従業員がテキパキ働いている。 客層は主に爺さん。 2、3日前にテレビで西加奈…

火花

塾の課題です。時間に追われてババババと書いてしまいました。スミマセン、とどこかに向って謝る。 才能の残酷 「師弟関係の完成は破門だ」と言ったのは確か橋本治だったと思う。又吉直樹『火花』はひとりの若者が師を見出し、〝師匠の他からは学ばないと決…

悪魔の飽食

もち、塾の課題です。ベストセラーになったとき、うちにあって読んだ記憶があるのですが、うっすら覚えているのは人体実験されている人のショッキングな写真だけ。それは記憶違いなのか、問題があって削除されたのか、新版にはありませんでした。提出したも…

あらくれ

きのうの塾の課題でした。人生初徳田秋声。 提出したものは↓ その後の仁義なきあらくれ娘 徳田秋声『あらくれ』の主人公お島は冒頭18歳、〝その頃その界隈で男嫌いという評判を立てられ〟、〝手頭などの器用に産まれついていない〟分、せっせと荒仕事をこな…

或る女

前回の塾の課題です。 今日はもう塾の日だっていうのにね。 全身肉欲恋愛家 有島武郎『或る女』は、小説の全体が主人公の葉子がアメリカへの旅で過ごした船室さながら、閉塞感と不快な湿気に満ちている。 男を操るタクトと類稀な美貌を誇る葉子は常に周囲の…

ドルジェル伯の舞踏会

塾の課題です。でないと突然こんなもん読みませんよね。ちなみに普通に本屋に行って買うと こちらになりますが、岩波の鈴木力衛さん訳のほうがいいと 読み比べれば国民の97.8%が感じることでございましょう。(ヒロキの憶測) 鈴木さんのほうが先に訳してい…

武蔵野夫人

塾の課題です。課題でなかったら一生読まなかっただろうなあ。 提出したものは↓ 金のために死す 大岡昇平『武蔵野夫人』は敗戦後間もない東京郊外で展開する5角関係の心理を、ときおり評論家めいた論評を差し挟みつつ、ナレーター(地の文)が腑分けする小…

脚本を書くために知っておきたい心理学

新刊です。発売中です。大きな本屋さんにはあるかもしれません。あるといいな。 例によって、あまりに何度も読んでいるので、もはや客観評価は無理なんですけど 早速読んでくれた我が家君(ありがたいことです)に今朝、出がけに感想を聞くと 「うん、いいん…

ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1

塾の課題です。 南の島でこんなドス黒い本を読んだ私は可哀想。 表現者としての退廃 私の涙は安い。何にでもほいほい泣くのだ。浅田次郎は読んだことがないが、読めば泣くのかもしれない。高校生のとき、どちらかと言えば嫌いだった麻丘めぐみがレコード大賞…

戦争プロパガンダ10の法則

塾の課題です。提出したものは↓ 無知と愚かさの時代に 2011年4月10日、素人の乱主催の〝高円寺原発やめろデモ〟へ家族・友人総勢3名で向かうとき、「私たちと主催者しかいなかったりしてね、ハハハ」とつぶやいたのは私だった。ところが意外にも、高円寺駅…

原発ホワイトアウト again

下北沢の古いビル。 本文とはなんも関係ないです。スミマセン。 以前一度登場した本ですが、塾の課題になってしまいました。 ので再登場。 ↓提出したものです。 だけど、書いてくれてありがとう 私は世界中の原発全部まるごと、この世からなくなってくれ〜と…

2014年 本のベスト10

我が家のお正月飾りなど。写真暗っ。鏡餅の蜜柑が変なのは、私がティッシュで作った偽物だから。 やっとこさ、毎年恒例のやつを。 『マシアス・ギリの失脚』池澤夏樹 『アンダーグラウンド』村上春樹 『教誨師』堀川恵子 『映画の構造分析』内田樹 『海辺の…

アンのゆりかご 村岡花子の生涯

今年最後の塾の課題 読み終わってリアルに吐き気がしました。 日曜に読了して木曜になってもまだ体に怒りがたぎっておりました。 心底嫌いな本なので、本の写真も載せたくないわ。 で、砂糖煮にされた方の写真を載せときます。 以下が提出したもの↓ 祖母の砂…

落日燃ゆ

塾の課題です。書きづらかった……。 提出したのは↓ つるりんと不可思議 東京裁判で絞首刑となったA級戦犯7人のうち、ただひとり文官であった広田弘毅の人生を描く城山三郎『落日燃ゆ』は、私の不勉強、無知も手伝って、なんだかつるりんと体の中に入ってしま…

『我関わる、ゆえに我あり』松井孝典

今月の塾の課題です。 提出したものは↓ チリ、アクタ、だもの 物心ついた頃から、死ぬのが、自分が消えてなくなってしまうのが、怖くてたまらなかった。だから、宇宙とか壮大な話は苦手だ。自分の存在のちっぽけさが、ぐいぐい胸に迫って、宇宙に比べたら、…

『アンダーグラウンド』、『約束された場所で』村上春樹

ハルキ、ノーベル賞取れず。って別にいいじゃん。世界中で翻訳されて、その名はあまねく知れ渡り、ファンがいっぱあい。一億なんて、ハルキには端金。無冠の帝王、ビバ、ハルキ! いや、そんなに大ファンてわけでもないんですけど、私。なぜか、全長編小説読…

あしたから出版社

今月の塾の課題は〝ブラック企業に勤めるあなたへ〟 む、難しい……。 提出したものは↓ あしたから、なんでもあり 「ブラック企業に勤めるあなたに」は、早くそんな会社やめましょう、以外、正直かける言葉がありません。命あっての物種、体と心が壊れてしまわ…

10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術 ──SAVE THE CATの法則を使いたおす!

本日発売! 一生懸命翻訳したです。 最終週は日々14時間くらい働いておりました。(涙)ま、最初からちゃっちゃかやってなかった自分が悪いのですが……。 家事はほぼ全面放棄で、ビィ君は文句ひとつ言わず、外食やら店屋物やらに耐え、時間が あるときはおい…

『東京プリズン』赤坂真理

塾の課題です。 提出したのは↓ みんな猿 赤坂真理『東京プリズン』は、ものすごくざっくり言ってしまうと、アメリカの高校に留学した16歳の少女が、『天皇には戦争責任がある』という論題のディベートを強いられる話だ。それだけで十分ヘビーだけれど、この…

『体の贈り物』 レベッカ・ブラウン

今月の塾の課題は 「いまを生きるための一冊」 〝希望がみえない今日この頃、私たちに必要なのは、どんな本なのでしょう。〟 この問いかけを真っ向から受け止めちまった私は、 宝物のように大切な1冊、レベッカ・ブラウンの『体の贈り物』を選びました。 以…

『工場』小山田浩子

今月の塾の課題です。 提出したものは↓ 大便のようなタイトルは工場の大便なのかもしれない 〝工場は灰色で、地下室のドアを開けると鳥の匂いがした。〟鳥の匂い? 小山田浩子著『工場』は、いきなり生臭い感じで始まる。語り手牛山の面接が終わり、仕事が決…

トイレ本 富士日記(下)

トイレ本というのは、はっきり言って トイレでうんちをしているあいだに読む本です。 わっ、文字にするとなんだか、わっ、だな。 『富士日記』は上中とトイレで読了。 かなり期間をおいて目下、下。 日記ってトイレ本に向いてるんですね。 一日、一日、記述…

原発ジプシー

5月の塾の課題は『原発ジプシー』 『いちえふ』と絡めて書いてみました。 ↓以下が提出したものです。 きちんとお金を払いませう 堀江邦夫『原発ジプシー[増補改訂版]』(2011年現代書館)は自ら原発労働者として働いた記録を綴ったノンフィクション。30年以…

「イエスタデイ」村上春樹

東京新聞のコラムに、村上春樹「イエスタデイ」の替え歌にクレームがつき、替え歌部分を大幅削除、とあったので、慌てて図書館から文春を借りてきた。 小説は、まあ、つまんないです。いつもの主人公にいつもの女(なんだかなあ)、いつもの展開。ただ、木樽…

『紀ノ川』有吉佐和子

塾の今月の課題です。風邪ひいて熱出して、ギリギリ提出になってしまいました。 提出したものは ↓ 花の恋 有吉佐和子『紀ノ川』は新潮文庫のカバーにあるとおり、〝和歌山の素封家を舞台に、明治・大正・昭和3代の女たちの系譜をたどった年代記的長編〟だが…

誕生日を知らない女の子 虐待——その後の子どもたち

図書館で借りた本です。 何がきっかけで借りようと思ったのかは忘れてしまったけれど、読みだしたら止まらなくなってほぼ一気読み。 虐待が子どもの心身に刻む傷のすさまじさに改めて愕然とする。 私は両親が早くに離婚していておばあちゃん子なのだけど 3…