きのうやっとこ行けましたっ。
仕事、ぐびぐび進んでいたりはしないけれども
バルテュス、行かんわけにはいかんでしょう。
とりあえず、椅子に座ったら片膝立てましょう。(ウソ)
お天気がすっきりしなかったせいか
恐れていたほどの大混雑ではなくてほっ。
人生初の生バルテュスの感想といたしましては
1. 早々にスタイルが確立している。基本変わらない。
2. 絵の中に一点、アントニオ・ロペスばりの生々しいリアルがあるかと思えば(白ワインの入ったグラスとか、女の子の下着のレースとか、すごし)、えっ、絵下手っすか、みたいななおざりに流したところもあって、絵の中の緩急がけっこう激しかったりもする。
3. バルテュス女子にアンダーヘアなし。本気で描いたときの女性器はぷっくりの質感が生です。
4. 猫好きで有名だけど、出てくる猫はみんな根性が悪そう。というか美猫があんまいない。ぶさ猫好きだったのかな。
5. 予想してたようなお色気むんむん(むしろ少女ならではの)というより、なんかねじれたお色気です。ロリコン君が行っても、そんな楽しくないかも。いや、やはり楽しいかな。
以上、素人の自由な雑感でござります。
ひとつとても残念だったのは、照明。
どんな展示でも難しい問題でしょうが、
こんなに照明が神経に障った展覧会も珍しい。
ある程度距離を取って真正面から見ないことには、
絵に光が反射して見えない部分ができたりする。
しかもガラガラなわけじゃないから
距離を取ると前に人が入り込んでくる。
そりゃ誰だって、ぐっと近づいて見たい部分もあるしね。
バルテュスが光をすごく大事にした画家だけに(まあ画家はみんなそだろが)
よけい残念。
と、展覧会の最後に奥さんからのご挨拶ボードがあって
以前の展覧会ではパルテュスが自然光での展示しか許さなかったこともある
との記述。(どんなふうに展示したんだろう!?)
今回のを本人が見たらきっと激怒ぞ。
テレビのドキュメンタリーでも
「光、光」とごっつい怒ってはったし。
さて、観賞後はお楽しみ、グッズ売り場〜!
燃えるぜ!
しかし、27万円だかの特製スリッパ
絵を立体化した60万円のフィギュア・セット
お安いところで紅茶に蜂蜜と
そこまでやるか、作るかグッズ。
売り手の商魂が私の物欲を凌ぐパワーで
ちょと萎えた。
それでもクリアファイルと(我が家はクリアファイル長者どす( ;; ̄3 ̄)……)
ピンバッジ、図録(他の画家との影響関係など丁寧な作り!)
買っちゃいました。充分か。