仕事が終わって、12月5日にバリへ出発するまでは、ひたすら家の片づけの日々です、恐らく。だから毎日一本くらい映画観ちゃえと思っております。観るものは山ほどたまっているし。ええ身分やのう。人生でいちばん辛い思いをしているので、許してちょんまげ。明日なき暴走。
『危険なメソッド』
フロイトとユングの確執に、女性患者がはさまってくるんですけど
キーラ・ナイトレイが心ゆくまで芝居しまくってる映画
という印象しか残らなかったわ。
キーラはすごし。患者時代(のちに回復)の精神的プレッシャーのかかったときの
チンパンジー顔が強烈。まっことチンパンジー。
キーラ、自分が美人とかどうとか、あんまり気にしていないのでは。
ちなみに何かのインタビューで「胸を出すのは全然平気」と語っていて
その理由が「小さすぎて誰も気にしないと思うから」でした。
下半身は絶対イヤだそうです。本作でも胸はぽんぽん出します。
ちなみにちなみに『パイレーツ・オブ・カリビアン』は脚本家によるとキーラの映画だそうです。私の訳した本に書いてありました。近日発売乞うご期待。
『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』
前作も観ていますが
スウェーデンよいとこ一度はおいで、のんびり〜という感じ。
原作リンドグレーンだけあって
ロッタちゃんものびのびと性格が悪い。
この枕みたいな豚のぬいぐるみがロッタちゃんの親友なのですが
豚といえば小学校1年生ぐらいのとき
叔父一家と遊園地に行ったら
たまたまペット大集合みたいな催事をやっていて
そこに体長30センチにも満たない小さな子豚が一匹。
ぶひぶひと豚鼻をすりつけてきて
可愛いのなんの。
アパート住まいの我が家で買って&飼ってもらえるわけもないけど
その場を離れがたく、延々ぶひぶひと遊んでいた
ちょび悲しい思い出が……で、というわけでもないのだけど
やあ、こんなことしたら
結果たいへんなことになるのはわかっているだろう
なのにやっちゃうわけで
しかし、子ブタちゃん、ちっちゃいときほんと可愛いです。
大きくなると、とてもつもなくでかいです。
で予想通りの展開と結末となるのだけど
子供たちひとりひとりがとてもよかった。
わざとらしくなく、せりふがさほど多くない子でも
ちゃんとその子として成立している。
ブタをどうするかの議論のなかでひとりの女の子(とても印象的な子です)が
「命の長さは誰が決めるんですか?」と問いかけるのですが
私はそこでつい、先日我が家で亡くなった人のことを思ってしまいました。
命の長さは誰が、何が、決めるのだろう……
ブタと一緒にするない! と叱られるかな。
ごめんなさい、ぶひぶひ。