タコカバウータン

えらそうなことを言っていても気が小さいです。褒められて伸びるタイプです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

わたしの「女工哀史」

『女工哀史』の装丁、カッコいい! もちろん塾の課題です。 あらくれ☆ビフォー・アンド・アフター 私は小学2年から6年まで延々と、通知表に〝自我が強い〟と書かれ続けた。「悪いことじゃありませんよ」と親に言った担任もいたけれど、自己主張の強いイヤ…

芽むしり仔撃ち

塾の課題です。 意外とおもしろかったぁ。 セクスの人工世界 <夜更けに仲間の少年二人が脱走したので、夜明けになっても僕らは出発しなかった。>大江健三郎『芽むしり仔撃ち』は曖昧に始まる。そこへ〝セクス〟だ。ほどなく彼らは田舎へ疎開させられる感化院…

影裏

塾の課題です。好き嫌いで言ったらはっきり嫌いです。 ふりかけ? <次の人とのつき合い方にはちょっとした配慮が必要だった> 唐突にこんな文章が出てくる『影裏』(沼田真佑「文藝春秋 2017.9」)とのつき合い方にも、ちょっとした配慮、いや忍耐が必要だ。…

ハイジ

もちろん塾の課題です。 〝多様な読みができる作品〟と言われてもなあ……だったのですけれども 世界を動かなくするために 『アルプスの少女ハイジ』と言えば、干し草のベッドに丸窓から見える星、ヤギのミルク! 今回『ハイジ』(1.2. 偕成社文庫 ヨハンナ・…

アイヌと縄文

塾の課題です。 これはもう先生に激叱られるかも〜とビビって提出しました。 猛烈に、残らない 近年稀に見る苦悶読書。瀬川拓郎『アイヌと縄文』は、なんつーかー、列挙される事実が右から左へ抜けていく〜引っかかりません、するする。なので、知識もあまり…

からゆきさん

塾の課題です。 そのことばにさわっていたい 15年ほど前、ボルネオをひとり旅した。オランウータンの保護施設を見学するため訪れたサンダカンで日本人女性と中国系マレーシア人A君のカップルと知り合い、A君にはディープなチャイニーズマーケットで毎朝朝ご…

苦海浄土

塾の課題なんですけど、一生に何冊も出会えないレベルの本で けれども締め切りっちゅうもんもあって、あたふたと書いてしまいました。 ま、素直な感想ってことで。 パラダイス・ロスト 石牟礼道子『苦海浄土』(藤原書店 2016)を読み始めてほどなく、心にゆ…

大人の遠足 大興奮活版印刷体験!

先週の日曜日は塾のスピンオフ企画で大人の遠足 ♪ 江戸川橋駅集合。神田上水の水路跡を辿って凸版印刷の印刷博物館へ。 何気ない町並みに、実は名所旧跡多発。案内役の方にポイント、ポイントを解説してもらうと、まるで違って見えてきます。 そして印刷博物…

2016年 映画ベスト10

なにを今頃〜もう3月ですけど〜。 しかも振り返れば毎年、1位から発表している……普通、10位からだよな〜。 でもまあ2016年、ほぼ、順不同なのだけれども…… あ、そか、1位の写真がブログのページの表紙になるように、なのか……、ま、いっか…… あと、あくまで…

OUTSIDER IN THE WHITE HOUSE  バーニー・サンダース自伝

塾の課題です。英語で読んだら提出ビリになってしまいました ( ̄ー ̄; バーニーに会いたい! やあ、素直な感動に包まれる読書でした。ごっつあんです。バーニーが好きだぁぁぁぁぁぁぁあ♡ 昨年来、基本英語の本は英語で読もう(ハハハ、時間かかる)方針を…

インタビュー 社会とは何か

インタビュー講座の課題です。 社会とは何か 半分の性 H・Kさん プロフィール 一九四九年生まれ。山梨県甲府市出身。現在も甲府市在住。父の代からの家業である会社に勤めている。今年六月甲府市で『わたしの自由について〜SEALs2015〜』の上映会…

世界の果てのこどもたち

先月の塾の課題です。 言葉と戦争 たとえば登場人物のしぐさひとつで、すっとキャラクターが立ち上がるような、そんな小説があるけれど、中脇初枝『世界の果てのこどもたち』(2015年 講談社)は違う。なんというかもっと、よく言えば親切、悪く言えば説明的…

トルーマン・カポーティ年

写真探してて見っけ。この本も読みたいなあ。 去年の12月の塾の課題です。お題は「今年の1冊」 ひょんなことから人生でいちばん忙しい年末年始を送ることになり ブログもなかなか追っつかないのでありました。 トルーマン・カポーティ年 去年の秋に天涯孤独…