種村季弘の眼 迷宮の美術家たち
今道子さんのポートレイト素敵です。
行ってきました、クソ遠いぞ、板橋区立美術館。
埼玉の川口より時間かかってお金かかるって、どういうことっすか?
同じ東京なのに。東京うざし。
いえいえ、文句はいけません。
荻窪から新宿に出て山手線の巣鴨で乗り換えて終点!西高島平。ふほっ。
徒歩13分。
こんな↓公園を抜けて
自虐的な幟
正面玄関
小ぶりな美術館ですけれど、
元来貪欲なせいか作品をジロジロ見すぎて
でかい美術館では疲れ果ててしまう私ら(ビィ君もそうらしい)
にはジャストなサイズ。
こんなん、いろいろありました〜
楽しい〜。
四ッ谷シモンの人形は
実物をたぶん初めて見たのだけど
実物は違いますよ〜
抱えて、さらって、逃げたくなっちゃう。
書斎にあんな子のいた渋沢龍彦が羨ましいよ。
あと、書簡が楽しくて
渋沢龍彦から来たハガキには
どんどん世紀末っぽくなってきてうれしい、というような内容のあと
結びが〝ルンルン!〟
お、おちゃめだったのね。
武田百合子からの手紙は書評でほめてもらったお礼なのだけど
大岡昇平が新聞の書評でほめられているよと電話で知らせてきて
種村季弘にほめられたことをしきりに羨ましがるようすとか
〝向上心というものが一切ない〟と種村季弘が武田百合子をほめた(!)らしいこととか
読んでいてニマニマしてしまいます。
そして、最終日(だったの)特典!
図録を買うと種村季弘愛用の落款印を押してもらえる。
むふふふ。
帰りは種村季弘『食物漫遊記』中の大好きな「天どん物語」にちなんで
種村氏ゆかりの池袋で天どんを食べました。
ナイスっ!