タコカバウータン

えらそうなことを言っていても気が小さいです。褒められて伸びるタイプです。

ヴァカンスおしまい

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3月2日からバリの海に潜り続けたヴァカンスも今日でおしまい。

 

今回自分で見つけたものでいちばんうれしかったのは、パダンバイ、サンドフィールドの4センチほどのセスジミノウミウシ(上記写真参照)らしきウミウシ。砂地の斜面で目の端に入って、慌てて止まった。参照写真よりも少しゴージャスだった気が。この系統のもっとちっちゃいヤツは見たことがあったけれど、4センチほどにもなるとホント華麗。しかもそばに2センチほどのもっと透明な色の淡い個体も。うっとり。ずっと眺めていたかった。

 

その次にお気に入りだったのは5センチくらいのカイメンガニらしきもの。ビアスランタンで5センチくらいのゴミみたいなものが海底をごそごそ動いているのでにじり寄ってよく見たらカニの脚が見えた。土色のぼろっちいカイメンやらゴミやらをしょって、一生懸命隠れているのが可愛らしい。

 

本日のラストダイブ、バトゥ・ベラで見せてもらった中では、激減と言われているキンチャクガニ(ぼんぼりを両手に持つ姿はチェアリーダーだね。1センチほど。写真参照)

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と、

ナンヨウツバメウオの15センチほどの幼魚が

可愛くて可愛くてずっとそばにいたかった。

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そして、なんとあのシモフリタナバタウオ

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(たいていは岩の下に引っ込んでいて、体の一部だけがちらり見えていて、外に出てもすぐまた岩の下に隠れてしまう)

 

がペアで中層を泳いでいたらしいのだけど、そうとはわからず遠目からぼんやり影を目で追ったのみ。

 

けれども、亡くなった板坂くんがいちばん見たがっていた魚だけに、なんかお別れに出てきてくれたみたいな。じゃあ、もう一匹は私なのか。

むむ、成立し難い、けれども。

ちゃんと見ることはできなかったけれど、なんだかうれしい。

 

なんでもかんでもふたり一緒のときは、なんでもかんでも何倍も楽しかったのだよなあ。

 

今回、クマドリカエルアンコウは見られなかったけれど、オオモンカエルアンコウはたくさん見せてもらった。そして、ひとつの観察テーマが……