タコカバウータン

えらそうなことを言っていても気が小さいです。褒められて伸びるタイプです。

スーパー・センチメンタル・ジャーニー 4日目

今日は宿の前のビーチから出発で(超楽チン) バリ最難関ポイント、テペコン・チャンネルに挑みます。といっても、最難関になるのはコンディションしだいで、今日はぼちぼちくらい。けっこう漕ぎましたけれども。 1本目はテペコン・トンネル こんな感じのト…

スーパー・センチメンタル・ジャーニー 3日目

ダイヴィングふつか目は少し海況がよくなってきたかな、のパダンバイ方面。 1本目のピアは海に入っていきなりブラック&オレンジ・ドラゴンネット(イッポンテグリの口の中ががオレンジ色のやつ)登場で、いつもながらのざくざく。 写真は……失敗しましたっ。…

スーパー・センチメンタル・ジャーニー 2日目

着いたらもう、日々潜ります。 ちょっと寝不足。 1本目のポイントはグブ・ドロップオフ こんな看板、前からあったっけ〜。 海は穏やか。水温高し。 いきなりクマドリカエルアンコウも出て幸せ ♪ 2本目からは遺品のカメラで水中撮影にチャレンジ なので休憩…

スーパー・センチメンタル・ジャーニー 1日目

朝5時過ぎ起床。 思えば、ひとり旅はもう10年近くしていない。 もうひとり旅をすることなんてないと思っていた。 一緒に旅をするのだ。 旅慣れているはずのへなちょこががんばって無事飛行機に乗る。 機内では『夢十夜を十夜で』を読み、『脳内ポイズンベリ…

『野火』だぶる

映画の『野火』を観なくっちゃとツイッターでつぶやいたら 塚本晋也監督ご本人から「ぜひ!」という返信が来て 舞い上がる私。これは行かねば。 12月1日1,000円で観られる映画の日に、下高井戸シネマへ出かけました。 (今思うに、監督から返信もらってうれ…

SAVE THE CAT の逆襲

翻訳した本が出ましたー。 いつもながら、大きい本屋さんにしかないと思いますが、出会ったら、パラパラ眺めて「おお、これはおもしろい」とか一発、周囲に向けてつぶやいていただけるとありがたいです。 訳者あとがき転載。たぶん叱られない。おらが書いた…

魔王

塾の課題で、人生初伊坂幸太郎。 消灯ですよ、と彼女は言った 伊坂幸太郎の「魔王」、「呼吸」の連作(『魔王』講談社文庫)がまず読者を引きつけるのは、10年前に発表されたとは思えないほど今の日本の状況と重なる、社会の不穏な空気だろう。そんななかで…

ヤクザと憲法

チケットをいただき、試写会に行ってきました。 イメージをがっつり植えつけられているけれど、その実、実態を知らないものってありますよね。ああ、ヤーさん(と大阪人は呼ぶ)ってそうだなあと。 いかにも腕力のなさそうなひょろっとした人が組事務所に取…

毎日1本映画を観ようと

仕事が終わって、12月5日にバリへ出発するまでは、ひたすら家の片づけの日々です、恐らく。だから毎日一本くらい映画観ちゃえと思っております。観るものは山ほどたまっているし。ええ身分やのう。人生でいちばん辛い思いをしているので、許してちょんまげ。…

ふつかで4本映画を観た

そういうのはだいたい仕事がらみです。 まずは仕事で必要でなければお金出して(配信で¥324 吹き替え版しかないところが多かったし、なぜか字幕版のほうが配信料が高かったりする。)観 ることはなかっただろう『アラジン』 よくできているといえばよくでき…

円卓

塾の課題です。 今回のお題は「戦後70年に読みたい本」 まったく別の本を考えていたのですが読む時間がなくなり 最近読んでおもしろかった本書に。 何を読んでもまあ「戦後70年」にはなんとなくつなげられるだろうとたかをくくっていたら、そう甘くはなかっ…

ジギー・スターダストはもう鳴らない

亡くなってひと月がたって、思い切って携帯電話の解約に行く路地で そうだと思いついて私の電話からかけてみる。 知らない曲が着信曲(? っていうのかな)。 特に私用の曲じゃなく、みんな同じみたい。不満だ。 解約はスムーズに終わる。 これから電話機本体…

火曜日、西荻の古本屋は軒並みお休みだけれど……

銀行口座を作ろうと家を出た。ハンコを忘れて愉快なヒロキさん ♪ 愉快ちゃうわ。夕餉の買い物もたいしてない 。 悔しいのでまずは颯爽堂で AERAの 伊藤 計劃の記事を立ち読み。故ビィ君が愛読していたのでうちに何冊かあるけれど、私はそんなに読みたい〜と…

大冒険ひとり千鳥

西荻に千鳥というシブい縄暖簾の飲み屋がある。 夕方5時くらいにあいて、10時くらいには閉まる。 コの字型の大きなカウンターと小上がりが3席ほど。 店は明るく清潔で、数人の従業員がテキパキ働いている。 客層は主に爺さん。 2、3日前にテレビで西加奈…

追悼 ワンタン麺

板坂智夫君が亡くなって1週間と1日。追悼でひとり、はつねにワンタン麺を食べにいく。板坂君がFBに最後に書き込んだのが、はつねのワンタン麺のことだったから。 西荻「はつね」のワンタン麺について思い出したことがあるので書く。ワンタンは肉しろエビに…

火花

塾の課題です。時間に追われてババババと書いてしまいました。スミマセン、とどこかに向って謝る。 才能の残酷 「師弟関係の完成は破門だ」と言ったのは確か橋本治だったと思う。又吉直樹『火花』はひとりの若者が師を見出し、〝師匠の他からは学ばないと決…

インタビュー 職業の肖像 予備校講師

バリ島 チャンディダサ プリパンダンにて いつもの批評塾ではなくインタビュー塾の課題です。 課題のできはさておき、私にとって掛け替えのないインタビューとなりました。 インタビュー 職業の肖像 予備校講師 板坂智夫 『わかるってなんだ』 インタビュア…

悪魔の飽食

もち、塾の課題です。ベストセラーになったとき、うちにあって読んだ記憶があるのですが、うっすら覚えているのは人体実験されている人のショッキングな写真だけ。それは記憶違いなのか、問題があって削除されたのか、新版にはありませんでした。提出したも…

あらくれ

きのうの塾の課題でした。人生初徳田秋声。 提出したものは↓ その後の仁義なきあらくれ娘 徳田秋声『あらくれ』の主人公お島は冒頭18歳、〝その頃その界隈で男嫌いという評判を立てられ〟、〝手頭などの器用に産まれついていない〟分、せっせと荒仕事をこな…

或る女

前回の塾の課題です。 今日はもう塾の日だっていうのにね。 全身肉欲恋愛家 有島武郎『或る女』は、小説の全体が主人公の葉子がアメリカへの旅で過ごした船室さながら、閉塞感と不快な湿気に満ちている。 男を操るタクトと類稀な美貌を誇る葉子は常に周囲の…

ドルジェル伯の舞踏会

塾の課題です。でないと突然こんなもん読みませんよね。ちなみに普通に本屋に行って買うと こちらになりますが、岩波の鈴木力衛さん訳のほうがいいと 読み比べれば国民の97.8%が感じることでございましょう。(ヒロキの憶測) 鈴木さんのほうが先に訳してい…

武蔵野夫人

塾の課題です。課題でなかったら一生読まなかっただろうなあ。 提出したものは↓ 金のために死す 大岡昇平『武蔵野夫人』は敗戦後間もない東京郊外で展開する5角関係の心理を、ときおり評論家めいた論評を差し挟みつつ、ナレーター(地の文)が腑分けする小…

工房あめつち展

初日の今日、行ってまいりました。 西荻駅12時半待ち合わせ。1時前にはお店についていたはずだ。 しかし お目当ての箸置きがない! 12時スタートで、もうない! 店内、大混雑ではないけれど、レジ前には人がずらり。 「17番の札をお持ちの方、どうぞ」なんて…

脚本を書くために知っておきたい心理学

新刊です。発売中です。大きな本屋さんにはあるかもしれません。あるといいな。 例によって、あまりに何度も読んでいるので、もはや客観評価は無理なんですけど 早速読んでくれた我が家君(ありがたいことです)に今朝、出がけに感想を聞くと 「うん、いいん…

ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1

塾の課題です。 南の島でこんなドス黒い本を読んだ私は可哀想。 表現者としての退廃 私の涙は安い。何にでもほいほい泣くのだ。浅田次郎は読んだことがないが、読めば泣くのかもしれない。高校生のとき、どちらかと言えば嫌いだった麻丘めぐみがレコード大賞…

3月25日 帰路

今日の1枚。バリに行ったら絶対に行きたい魚のつくね屋さん。特に右手手前のカレー味のスープ、絶品です。山ほどある魚の骨を思い切り贅沢に使って作ってるんだろうなあ。他では食べたことのない、それは複雑な深い味。生臭さ、一切なし。 いよいよ帰国日。…

3月24日 ラスト・ダイヴの宝石だ!

今日の1枚はもちホウセキカサゴ! おととし、忽然とパダンバイの海に姿を現し、プロのガイドをも驚かせたレアもの。私たちがいるまでいてくれるかなと、ドキドキでしたが、さすがはDIVE LITEの凄腕ガイドのみなさん(計2名)、たっぷり堪能させてください…

3月23日 f9ちゃんが来た!

今日の1枚。ちっちゃなジュクンでダダダダダダと海へ。昨日深夜、友人f9ちゃん到着。私たちとは違って、潜れる日はわずかふつかの弾丸ツアー。それもまた、ダイヴィング愛だね。ブクブクブク。今日はクブで3本潜ります。日本にはいないスパインチーク・アネ…

3月22日 探してみよう!

今日の1枚。渦巻き好きは見逃せない。ウミウシの卵。 今日はアメッド滞在の日本人女性と一緒にトランベン、3本。海は穏やかです。 トランベン名物、引っ込まないガーデンイール。可愛くない。 初めての方がいるので、沈船の中にも潜る潜る。 亀がずっともが…

3月21日 ニュピ

今日の1枚。ニュピの夜は灯籠も消して、小さな蝋燭ひとつ。ニュピです。宿の外には出られません。お昼ご飯のナシチャンプルーのおかずが多彩過ぎて、ビールだけでは足りず、グラスで白ワインも飲んでしまった。水やりがすんで瑞々しい庭の緑を前に読書。し…