タコカバウータン

えらそうなことを言っていても気が小さいです。褒められて伸びるタイプです。

オオモンカエルアンコウの口の中

f:id:hirokikiko:20200311095634j:image

写真映えしないと言われる黒だけど、私は好きですね。

口はあいているが、肝心の下側が見えん! でも可愛い♡

 

 カエルアンコウ類が大好きで、その孤独な佇まいに見るとつい話しかけてしまう私だが、ねっとり観察しているうち気づいたこと。

 ほとんどの個体が口の中、下側が豹柄系の柄なのだ。初めてそれに気づいて以来、オオモンカエルアンコウに遭遇すると必ず口の中を覗き込んでいるけれど、口を開けてくれた個体はどの体色のものもほぼすべて、そんな柄だった。

 

f:id:hirokikiko:20200311102554j:image

こんな色のも、柄物もいる。周囲の色彩に溶け込んで擬態しているので。しかし、口を開けている写真が見つからないなあ。うちの写真にはあるはずだけど、それを探すのがまたたいへん。

 

 オオモンカエルアンコウの口の中について知りたいとネット検索をしてみたけれど、いちばん詳しい記事でこれくらい。

 

f:id:hirokikiko:20200311101715p:image

読めるでしょうか?

 

捕食時、口は通常の十倍以上になって、自分の体より大きな魚を食べることができるって、なんちゅう食いしん坊! ますます親しみを感じる。

 

が、なぜ、あんな柄、あの部分になにか意味は? は依然謎のまま。帰って図鑑見よう。

 

 

 

 

ヴァカンスおしまい

f:id:hirokikiko:20200310220344j:image

3月2日からバリの海に潜り続けたヴァカンスも今日でおしまい。

 

今回自分で見つけたものでいちばんうれしかったのは、パダンバイ、サンドフィールドの4センチほどのセスジミノウミウシ(上記写真参照)らしきウミウシ。砂地の斜面で目の端に入って、慌てて止まった。参照写真よりも少しゴージャスだった気が。この系統のもっとちっちゃいヤツは見たことがあったけれど、4センチほどにもなるとホント華麗。しかもそばに2センチほどのもっと透明な色の淡い個体も。うっとり。ずっと眺めていたかった。

 

その次にお気に入りだったのは5センチくらいのカイメンガニらしきもの。ビアスランタンで5センチくらいのゴミみたいなものが海底をごそごそ動いているのでにじり寄ってよく見たらカニの脚が見えた。土色のぼろっちいカイメンやらゴミやらをしょって、一生懸命隠れているのが可愛らしい。

 

本日のラストダイブ、バトゥ・ベラで見せてもらった中では、激減と言われているキンチャクガニ(ぼんぼりを両手に持つ姿はチェアリーダーだね。1センチほど。写真参照)

f:id:hirokikiko:20200310222452j:image

と、

ナンヨウツバメウオの15センチほどの幼魚が

可愛くて可愛くてずっとそばにいたかった。

f:id:hirokikiko:20200310222458j:image

 

そして、なんとあのシモフリタナバタウオ

f:id:hirokikiko:20200310224910j:image

(たいていは岩の下に引っ込んでいて、体の一部だけがちらり見えていて、外に出てもすぐまた岩の下に隠れてしまう)

 

がペアで中層を泳いでいたらしいのだけど、そうとはわからず遠目からぼんやり影を目で追ったのみ。

 

けれども、亡くなった板坂くんがいちばん見たがっていた魚だけに、なんかお別れに出てきてくれたみたいな。じゃあ、もう一匹は私なのか。

むむ、成立し難い、けれども。

ちゃんと見ることはできなかったけれど、なんだかうれしい。

 

なんでもかんでもふたり一緒のときは、なんでもかんでも何倍も楽しかったのだよなあ。

 

今回、クマドリカエルアンコウは見られなかったけれど、オオモンカエルアンコウはたくさん見せてもらった。そして、ひとつの観察テーマが……

 

 

 

 

 

 

バリ島蚊取り線香界のニューウェーブ

f:id:hirokikiko:20200307190659j:image

今回は少しお高いがナチュラルな蚊取り線香を日本で買ってくること能わず。季節はずれでどこにも売ってないし、ネットで買うのでは間に合わなかった。

宿の液体電気式のでいいや。

しかし、おととい、きのうと、虫の攻撃が安眠妨害。液体電気式は効いてないのだ、きっと。残量も少なめだし、いつのものかもわからないし。

アスリで蚊取り線香を買うことにする。

4種類くらい並んでいて、違いがわからない。箱がほかはみんなブルーと濃いグリーンなのに、ひとつだけピンクのがあって、これだけ Sedikit Asap の表示。sedikit は少ないという意味。なにが少ないのでしょう。お店の人に訊いてみたら、煙だと。だからバグース(いい)よと。おお!今風! よく見れば赤字で BARU(新しい)!!!!  新製品アピールだ。

すでに点火。香りやさしめでしょうか。でいて、殺虫力は強力でありますように。

マッチと合わせて ¥38 ほど。

誰もバリの蚊取り線香に興味ないよなと思いつつ。

 

f:id:hirokikiko:20200307204539j:image

 

バリ島レジ袋一掃

f:id:hirokikiko:20200306215018j:image 

チャンディダサの買い物の基本 = アスリ

 

去年の今頃チャンディダサに来たときには、アスリがレジ袋をくれなくなっていた。あと、コンビニでアルコール飲料を売れなくなっていた。

今年はアルコールの件はそのままで、コンビニもレジ袋をくれない。

レジ袋が消えたインドネシア

レジ袋は悪、マイバックは意識高い系キャンペーンを延々何年もやりながら、どこかではくれたり、どこかでは有料だったりの日本とはえれえ違いの変化の速さ。

 

しかし、ずっと思っているのだけど、レジ袋ってそんな悪ですか? ひとり暮らしやら少人数家族にとっては少量のゴミを捨てるのに最適で、有効活用されているのではないでしょうか。少なくとも私は有効活用してるぞ。

なんかやたらとレジ袋が悪者にされるのは、なんらかの利権が絡んでいる気がして仕方ない。

 

で、レジ袋なきバリはもちろん、旅行者には不便です。薄い袋なら噛み切っておつまみなどに侵入してくる蟻対策にも使えたし、濡れもの入れやおみやげの安全保管(虫対策)、荷物の仕分けにも活用できたのに。

ああ、あのレトロに安っぽい、ピンクやら黒のストライプやらのインドネシアン・ビニール袋が懐かしい。

レジ袋がなくなって海が少しでもきれいになるのなら、ダイヴァーたるもの文句は言えないけれどさ。

バリ緑豆愛

f:id:hirokikiko:20200305224716j:image

 

 お酒のおつまみ、あて、肴、などなどと言う。それはお酒だけをぐびぐびと飲むのではなく、ちょっと合間に口に入れるもの、お酒の引き立て役。

 ところが今回バリに来て、私はどうもそこのところが逆転しているのではないかと思い始めている。

たとえば写真のこの緑豆。宿の斜向かいのローカルスーパーで売っている。3500ルピア。目下のレートで ¥26 。おそらく豆を素揚げして塩をまぶしただけのもの。亡くなった板坂君もそうだったけど、私はこのお豆さんが大好きで、このお豆さんを買ってあるのに、ビールを飲まないわけにはいかんやろ、となる。

  ワインもしかり。せっかくワインに合うチョコレートだのチーズだのがあるのに、飲まないわけには! ステーキを赤ワインなしで食べるなんて信じられない。もったいない。

 今、西荻でいちばん好きなお店が去年の夏、グラスの赤ワインを出さなくなって、それは頼む人が少ないので残りが悪くなってしまうからで、肉だから赤、とお酒を合わせる常連は、私ともうひとりくらいしかいないのだと言われ、驚愕。

 世間はマリアージュ無視かい。

 

さて、緑豆。3月2日に買って、昨日完食。5cm×4cmほどの小袋ですから〜。2日以来、スーパー残り在庫2袋のまま。今日、ええい!とその2袋買い占め。でもね、¥26だから、10買っても¥260。私のため、お土産用に、補充されたらガンガン買っていいのでしょうか? よしとする! ビバ! 名も知らぬ緑豆! つか、どう見てもえんどう豆? らしいな。

 

ちなみに今日もレンゲは同色で、1人くださった方がいて、現時点トータル3。さて、こちらはどうなる。

小さなれんげ

f:id:hirokikiko:20200304211839j:image

 

 ここチャンディダサから沈船で有名なトランベン方面に潜りに行くには、車で1時間ほど。たいていは向こうでランチが出ます。そのランチについてくるのがこの小さなプラスティックのれんげ。使い捨てです。

 大きさがわかりやすいように新書本の上に置いてみました。

 今日はミーゴレン(焼きそば)をお願いしたので、正直これでは食べにくかった。でもなんか、この小ささ、前々かられんげ好きの心をくすぐるのですよね。いろんな色があるけど、今日のこの色、特にシブい! 写真ではわかりにくいでしょうか? 紺色に灰色を混ぜたような、原色の多いインドネシア(個人の感想です!)には珍しい色。

 で、ついに心のハードルを飛び越え、持って帰ってきてしまった。ひとつ持って帰ったからには、これから毎回集めそうな自分を感じています。いろんな色よし、この色ばかりもよし。ちょびわくわく。

 するならなぜ昔から集めておかんのか、私。

バリに来ています

f:id:hirokikiko:20200303180726j:image 

3月1日の夜に着いて、もう火曜日なのか。

雨期だけれど、さきほどからこちらに着いて以来初めての雨。

緑が美しい。

 

相変わらず、ひたすら潜る日々で、チャンディダサはのんびりしています。

というか、ふつか連続、宿の前のビーチから舟が出るという、世にも稀な楽ちんダイヴで、午前中には帰ってきてなので、行動半径がめちゃ狭い。夕ご飯も雨だと近場だ。

 

どんどんエアコン部屋に改築されていく定宿バンガローの中で、唯一残ったバスタブ付のファンルームに今回も泊まっているのだけれど、そのファンが今回これ↓

 

f:id:hirokikiko:20200303181653j:image

 

換気扇か!

首を振らないのが困りものです。

 

きのう『「東京物語」と小津安二郎』を読了して、今、『マンゴーと手榴弾』を読んでいるけれど、さっき号泣した。ヴァカンス本じゃないよなぁ。でも、読み続けます。